戸村ガレージ
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NO.001 ダッジ ラムバン
オーナー紹介

愛車診断を行った動機は...
今月の愛車診断車両は程度よりも、入手までの経緯が、かなり過激なのである。
購入当時は広島在住だったそうだ。ウン十年と探し続けてきた、左側にスライドドアーまたは扉があるフルザイズバン。
たまたま、ノークレーム、ノーリターンで有名な某オークションで見つけてしまったのが運のつき。
50万と価格も安かったが、まぁ、ベースとして購入したと思えば、「なんて事はないさ」と考えていたらしが、落札し振り込みまで済んでさてと、やっと納車されるなと思いきや、なかなか納車されない。
そのうち連絡も途絶えてしまったそうなんです。
出品地が博多だと知り、博多に居る友達に連絡を取った所、なんと数日後に、友達から「お前の車あったぞ!」との連絡が入ったそうです。
そこでオーナーである児山さんは、友達と業者に乗り込み、めでたく車を手に入れられたそうです。
友達って本当にありがたいですよね。
しかしやっとの思いで手にした車は、外装はともかく、機関上乗れる状態ではなかったそうです。ベースと考えてはいたけれど、やっぱこの状態はへこむわ〜・・。
そんなこんなでなんとか乗れる状態になるまで150万掛かったそうです。
児山さん、お疲れ様でした。
ついこの前、広島から越してきたばかりで、面倒を見てくれる工場もなく、車の状態を把握したくてと、話してくれました。
さっそく点検開始!
診断前にファンベルトが少しずつ裂けてしまう故障があって、直してもらって1年くらい経過し、最近になって裂けはしないもののベルト鳴きがしてきたので、また裂けてきやしないかと不安な所もあるので見てくださいとの事。
承知しましたよ、ベルトが裂けてしまう原因にはいくつかあって、各プーリーのリブがさびたり磨耗したりして鋭くなりベルトを裂いてしまう。
またはパワステポンププーリーなど、圧入されているプーリーの位置がずれ、ベルトがプーリーから少しずつ外れ切れてしまう事もあるみたいですね。
ベルトの状態は後でまた点検してみますよ。
まずはフロントから
それじゃ、まずはフロントハブベアリングの状態から見ていきましょうか。
タイヤを上下に揺すりベアリングに異常なガタはないか点検する。タイヤを回転させノイズがでていないか、軽く回転するかなどを点検する。少し右側の回転が重いような感じですね。ブレーキペダルを床一杯まで踏み込んで即効タイヤを回転させる。やはり少し重たいようですね。それとペダルを踏んだ感じが少し甘いような感じなので後で見てみましょう(キャプション1)。
フロントブレーキパットの残量はOKだが、やはり右側が少し引きずり気味のようですね(C)。
この前キャリパーをオーバーホールしたばかりなのになんででしょうかねぇ〜とオーナーは首をかしげている。
キャリパーのオーバーホールと言っても、キャリパーシール交換だけかピストンも交換するかにより違いがあるんです。クライスラーのピストンは弱いみたいで歪むんでしまうのですよ。
ですからシール交換だけじゃ引きずりは直らない事もあるのです。
それとブレーキホースも内部で詰まりを起こす事もあるんですよ。
ブレーキホースに少々クラックが入っているようですね(C)(キャプション3)。
アッパー、ロアーボールジョイントにガタは無いがブーツにクラックが入りいつ切れてもおかしくない状態です(B)(キャプション2)。
アッパーアームブッシュにクラックが入り硬化している事が分かる(キャプション8)。そろそろ交換時ですかね(C)(キャプション9)。
ステアリリングリンケージ類にガタはなかったが、それらを支えるアイドラアーム左右にガタがありますね(C)(キャプション10)。
アンチスエーバーエンドリンクブッシュがつぶれていますね。このままだとロアーアームを突き抜けてしまい地面との接触で火花が飛ぶかもしれませんよ(C)(キャプション4)。
エンジン下周りでは上から垂れてきたと思われるオイルがオイルパンに付着していた(キャプション11)(キャプション12)(キャプション13)。
続いてリヤー
リヤーの点検に移る。
リヤーブレーライングは残量もあり(キャプション16)、ブレーキシリンダーも漏れはないようだ。
ドラムとライニングのすきまが多いようなので調整しドラムをかぶせる(キャプション15)。
サイドブレーキとペダルを数回踏みライニングを落ち着かせ、ドラムを回転させる。
まだ少し甘いようですね。この作業を繰り返し行い調整を完成させる(キャプション18)。
ドライブシャフトとAT、デフを連結しているユニバーサルジョイントは良い状態だった(キャプション20)。
リヤーリーフスプリングブッシュはリヤーに加わる加重が少ないのか、さほど悪い状態ではなかった(キャプション21)。
マフラーから後ろのエキゾウストパイはあちらこちらに穴があき、ボロボロになっていた(キャプション22)。
そしてエンジン
エンジンフードを開けて、エンジンルームの点検に移る(キャプション23)。
パワステポンプシャフトシールからオイルしみがあるようだ(B)。
ステアリングシャフトとギヤーボックスをつなぐジョイント部分の留めピンが中途半端にはめ込まれている。これは危険ですね早めに対処しないと抜けちゃいますよ(C)(キャプション24)。
前にギヤーボックスを交換した事があり交換後ハンドルが空転しまった事があったそうです。すぐに修理に来てくれてそこのピンが抜けていたんで応急で修理してもらったままなんですよ。ピンの頭がつぶれているので新品と交換した方がいいですよ。
ファンベルトや各プーリーにこれといって異常な所はなかった。
ベルト鳴きはベルトが少し磨耗したせいでしょうね。
ラジエーターアッパーホースからクーラントがしみだしてきてますね。ホースを交換した方がいいですよ(C)(キャプション27)(キャプション28)。
エンジンルームに顔を突っ込みライトを照らして何か探っているようですね。
エンジンオイルパンに付着したオイルはインテークマニホールドガスケットからみたいですね(C)。
最後にコンピュータ診断
コンピュター診断では、エンジン イズ コールド ツー ロング。
つまりエンジンが何時でも冷たいって事ですね(キャプション29)。エンジン自体が冷たいなんて事は有り得ないので、クーラントテンプが何時でも低いと解釈していいだろう(キャプション30)。
クーラントが冷えすぎる原因としては、サーモスタット不良、クーリングファンクラッチ不良の他クーラントセンサーの狂いにより水温が正しく測定されないためにトラブルとして認識されてしまう事などが上げられる。
水温は燃費やエンジンのトルにも関係してくるので早めに修理した方がいいでしょうね。
そして他にも...
オーナーが抱えている悩みがまだあったようで、バッテリーがすぐに上がってしまうんです(キャプション31)。
どこか漏電でも起こしているんでしょうかね。
それじゃテスターをあてて漏電があるか無いか点検してみましょうか。
VメーターとAメーターを車体にセットし、測定するも針は振れず。
この状態からは漏電は確認出来ません(キャプション32)。
原因を突き止めるにはもう少し時間が欲しいですね。
点検を終えて
今回のラム、X印は多いが、オーナーである児山さんがかけた150万の成果だろうか、年式から見たらけっこう良い状態の車両だと感じた。
詳しくは聞いていませんが、機関系だけで150じゃないっすよね?
| ■オーナー |
児山 さん |
|---|---|
| ■車種 | ダッジ ラムバン 199x年 |
| ■愛車のトラブル内容 | ノークレム、ノーリタンのオークションで購入した車の状態を把握したい。 |

愛車診断を行った動機は...
今月の愛車診断車両は程度よりも、入手までの経緯が、かなり過激なのである。
購入当時は広島在住だったそうだ。ウン十年と探し続けてきた、左側にスライドドアーまたは扉があるフルザイズバン。
たまたま、ノークレーム、ノーリターンで有名な某オークションで見つけてしまったのが運のつき。
50万と価格も安かったが、まぁ、ベースとして購入したと思えば、「なんて事はないさ」と考えていたらしが、落札し振り込みまで済んでさてと、やっと納車されるなと思いきや、なかなか納車されない。
そのうち連絡も途絶えてしまったそうなんです。
出品地が博多だと知り、博多に居る友達に連絡を取った所、なんと数日後に、友達から「お前の車あったぞ!」との連絡が入ったそうです。
そこでオーナーである児山さんは、友達と業者に乗り込み、めでたく車を手に入れられたそうです。
友達って本当にありがたいですよね。
しかしやっとの思いで手にした車は、外装はともかく、機関上乗れる状態ではなかったそうです。ベースと考えてはいたけれど、やっぱこの状態はへこむわ〜・・。
そんなこんなでなんとか乗れる状態になるまで150万掛かったそうです。
児山さん、お疲れ様でした。
ついこの前、広島から越してきたばかりで、面倒を見てくれる工場もなく、車の状態を把握したくてと、話してくれました。
さっそく点検開始!
診断前にファンベルトが少しずつ裂けてしまう故障があって、直してもらって1年くらい経過し、最近になって裂けはしないもののベルト鳴きがしてきたので、また裂けてきやしないかと不安な所もあるので見てくださいとの事。
承知しましたよ、ベルトが裂けてしまう原因にはいくつかあって、各プーリーのリブがさびたり磨耗したりして鋭くなりベルトを裂いてしまう。
またはパワステポンププーリーなど、圧入されているプーリーの位置がずれ、ベルトがプーリーから少しずつ外れ切れてしまう事もあるみたいですね。
ベルトの状態は後でまた点検してみますよ。
まずはフロントから
それじゃ、まずはフロントハブベアリングの状態から見ていきましょうか。
タイヤを上下に揺すりベアリングに異常なガタはないか点検する。タイヤを回転させノイズがでていないか、軽く回転するかなどを点検する。少し右側の回転が重いような感じですね。ブレーキペダルを床一杯まで踏み込んで即効タイヤを回転させる。やはり少し重たいようですね。それとペダルを踏んだ感じが少し甘いような感じなので後で見てみましょう(キャプション1)。
フロントブレーキパットの残量はOKだが、やはり右側が少し引きずり気味のようですね(C)。
この前キャリパーをオーバーホールしたばかりなのになんででしょうかねぇ〜とオーナーは首をかしげている。
キャリパーのオーバーホールと言っても、キャリパーシール交換だけかピストンも交換するかにより違いがあるんです。クライスラーのピストンは弱いみたいで歪むんでしまうのですよ。
ですからシール交換だけじゃ引きずりは直らない事もあるのです。
それとブレーキホースも内部で詰まりを起こす事もあるんですよ。
ブレーキホースに少々クラックが入っているようですね(C)(キャプション3)。
アッパー、ロアーボールジョイントにガタは無いがブーツにクラックが入りいつ切れてもおかしくない状態です(B)(キャプション2)。
アッパーアームブッシュにクラックが入り硬化している事が分かる(キャプション8)。そろそろ交換時ですかね(C)(キャプション9)。
ステアリリングリンケージ類にガタはなかったが、それらを支えるアイドラアーム左右にガタがありますね(C)(キャプション10)。
アンチスエーバーエンドリンクブッシュがつぶれていますね。このままだとロアーアームを突き抜けてしまい地面との接触で火花が飛ぶかもしれませんよ(C)(キャプション4)。
エンジン下周りでは上から垂れてきたと思われるオイルがオイルパンに付着していた(キャプション11)(キャプション12)(キャプション13)。
続いてリヤー
リヤーの点検に移る。
リヤーブレーライングは残量もあり(キャプション16)、ブレーキシリンダーも漏れはないようだ。
ドラムとライニングのすきまが多いようなので調整しドラムをかぶせる(キャプション15)。
サイドブレーキとペダルを数回踏みライニングを落ち着かせ、ドラムを回転させる。
まだ少し甘いようですね。この作業を繰り返し行い調整を完成させる(キャプション18)。
ドライブシャフトとAT、デフを連結しているユニバーサルジョイントは良い状態だった(キャプション20)。
リヤーリーフスプリングブッシュはリヤーに加わる加重が少ないのか、さほど悪い状態ではなかった(キャプション21)。
マフラーから後ろのエキゾウストパイはあちらこちらに穴があき、ボロボロになっていた(キャプション22)。
そしてエンジン
エンジンフードを開けて、エンジンルームの点検に移る(キャプション23)。
パワステポンプシャフトシールからオイルしみがあるようだ(B)。
ステアリングシャフトとギヤーボックスをつなぐジョイント部分の留めピンが中途半端にはめ込まれている。これは危険ですね早めに対処しないと抜けちゃいますよ(C)(キャプション24)。
前にギヤーボックスを交換した事があり交換後ハンドルが空転しまった事があったそうです。すぐに修理に来てくれてそこのピンが抜けていたんで応急で修理してもらったままなんですよ。ピンの頭がつぶれているので新品と交換した方がいいですよ。
ファンベルトや各プーリーにこれといって異常な所はなかった。
ベルト鳴きはベルトが少し磨耗したせいでしょうね。
ラジエーターアッパーホースからクーラントがしみだしてきてますね。ホースを交換した方がいいですよ(C)(キャプション27)(キャプション28)。
エンジンルームに顔を突っ込みライトを照らして何か探っているようですね。
エンジンオイルパンに付着したオイルはインテークマニホールドガスケットからみたいですね(C)。
最後にコンピュータ診断
コンピュター診断では、エンジン イズ コールド ツー ロング。
つまりエンジンが何時でも冷たいって事ですね(キャプション29)。エンジン自体が冷たいなんて事は有り得ないので、クーラントテンプが何時でも低いと解釈していいだろう(キャプション30)。
クーラントが冷えすぎる原因としては、サーモスタット不良、クーリングファンクラッチ不良の他クーラントセンサーの狂いにより水温が正しく測定されないためにトラブルとして認識されてしまう事などが上げられる。
水温は燃費やエンジンのトルにも関係してくるので早めに修理した方がいいでしょうね。
そして他にも...
オーナーが抱えている悩みがまだあったようで、バッテリーがすぐに上がってしまうんです(キャプション31)。
どこか漏電でも起こしているんでしょうかね。
それじゃテスターをあてて漏電があるか無いか点検してみましょうか。
VメーターとAメーターを車体にセットし、測定するも針は振れず。
この状態からは漏電は確認出来ません(キャプション32)。
原因を突き止めるにはもう少し時間が欲しいですね。
点検を終えて
今回のラム、X印は多いが、オーナーである児山さんがかけた150万の成果だろうか、年式から見たらけっこう良い状態の車両だと感じた。
詳しくは聞いていませんが、機関系だけで150じゃないっすよね?